巣立つ
おはようございます。
みっちです。
私事ですが。
近々、娘が、
海外での展示会に、参加させていただくこととなりました。
昨日は説明会で、
担当の方からあれこれ聞いて(お喋りして)きたようです。
ありがたいことに、
担当の方とも気があうようで、
何よりです。
楽しそうに、説明会で聞いてきた内容を話す娘を見ながら、ふと、そういえばこの子は、地元から一歩も出ないと宣言していたこともあったなぁ…などと、思い出していました。
中学、高校の頃(特に中学の頃)は、
海外に目を向けるなんて、
まったく思いもしない、
地元ラブが激しい子でした。
高校で、都内に通ううち、
移動することに慣れていき、
美術系の学校だったので、授業内容や先生方から刺激を受けて、だんだんと「日本以外の世界」に興味を持つようになって、
大学進学を機に、
「海外もありかなぁ」
などと宣うようになり、
ついには、
「外(海外)へ出たい!」
と、自ら望むようになりました。
「あなたは海外のアート現場を知る必要がある」
「奨学金制度あるし、留学するのもいいよ」
「海外のアトリエに入ってもいいね」
「海外アーティストの作品をたくさん観るといい」
などなど…。
高校の頃からずっと、
大学4年間もずっと、
先生方は、手を替え品を替え、
絶えず娘を刺激してくれていました。
絵を描くこと、
何かを表現することは大好きだけど、
自分に才能があるか信じられない、
このくらいなら誰でも描けるし、作れる、
芸術で食べていくなんて無理…
こんな風に感じていた娘を、
時に談笑しながら、
時に厳しく真剣に、
弛まず導いてくださる、
教師という立場のオトナ達の存在が、
どれ程、娘を励ましたことか。
同じ事を伝えても、
親からでは一欠片しか伝わらない。
もちろん、
親からはそれで充分なんだけど、
歯痒く思う。
でもその分、先生方から、
毎日のように刺激を受けて、
頑なだった娘のタネが、
今、ヒョイッと芽を出そうとしています。
先生方だけでなく、
同級生、先輩、後輩、他校の生徒さん達や、
学校以外で出会うオトナ達からも、
様々な刺激を受け取り、
娘は自分のタネに栄養を与えてきました。
これから、本当の成長の始まり。
彼女自身で、
自分の世界を創造する。
そんな旅の始まりです。
※おまけ
娘が家庭の外でスクスクと育つ間、
母の私は、ひたすら妄想していました。
「娘は世界的なアーティストになる」
「娘はとても恵まれている」
「娘は豊かさの中に在る」
「娘は自分の力で大きく稼ぐ」
なんてことを毎朝、
神さまに祈っていました。
お陰様で本当に、
娘は豊かな人脈に恵まれ、
海外に行く機会を得ました。
今後どう展開するかは娘の問題ですが、
母として妄想大爆発するのもいいものだ、
と、感じています。
(もちろん、娘の人生をコントロールするのではなくて、サポートする為の妄想ですよ)
0コメント