家系は、家族は、呪いなのか


先日、エナジェティック・リレイションシップのワークショップを開催しました。

エネルギーとして、家族との関係性、家系の中の自分とその周辺との関わりを探っていき、本当の自分を再発見して解放していくような時間となりました。


ワークショップでは、家系図を使って自分の来し方、行く末を明確にしていきます。
まるで立体曼荼羅のように、代理人によって関係性を場に配置していく事で、エネルギーバランスや、その影響力が、臨場感を帯び始めます。


必ずと言っていい程、私達は、古い概念に縛られていて、意識するしないに関わらず、苦しんでいます。生き辛さにもがく人もいます。


その苦しみの根幹に、家系からの影響が多大なる影響をもたらしている事を目の当たりにすると、いつも「家族とは、家系とは、その人にとって呪いでしかないのか?」と、疑問に思ってしまうのも、正直なところです。


先祖の行いの奥にある想い、時代背景からの影響など、様々な大きな事、細かな事が複雑に絡み合って、その家系特有の信念を創り上げ、それを大事に大事に受け継いできているのです。


もちろん、その人にとって良いものも沢山、受け継いでいます。


ただ、その人にとって必要でないものまでも、受け継いでしまうので、苦しくなるのです。


親から渡されるものを全面的に子どもは受け取ってしまう。
それが繰り返されていくうちに、遠い先祖からの間違った信念も受け継いでしまう。
それも気づかないうちに。


自分で気づかないうちに受け取っているので、それが自分にとって要らない物だという事が気づきにくい為、なぜか生き辛い、苦しい、と感じている場合があります。


自分ではどうしようもない思い込み(自己否定とか、自己承認の低さとか)が強くある場合、自分の家系を辿って、先祖の想いに触れる必要があるのかもしれません。


そこに触れて、自分にとって必要な氣づきや感情の解放が起こる時、まるで呪いのように頑として存在していた古い信念も解放され、素晴らしいギフトとして、家族との関係性の改善や、先祖への感謝などが立ち現れてきます。


複雑だったものが紐解かれ、不要なものを手放していく事で、現実がグンと動きます。


一度、ワークショップを受けただけでも、現実が変化していくと、参加者の方から体験談を伺った事がありました。

繰り返しワークショップに参加する事で、受け取り方が変わり、氣づきの質が変わり、いつの間にか人生がまるで違ったものに変化していくのかもしれません。


それはまるで、新たな大地に新たな種を植え、育むような事なのかもしれません。


その行為は、呪いを解き、別人に変身するような、そのくらいの大きな変化なのです。


別人のようになった自分が、改めて家族や先祖を見つめる時、愛と祝福で満ちた関係性だったのだと、この人達がいたから自分が今、生きているのだと、心の底から愛しい涙が溢れてくるのかもしれません。





最後までお読みいただき、ありがとうございます。


通奏底音

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